ローザンヌ国際バレエ 松本市の17歳・二山さんが優勝

[ 2014年2月2日 05:39 ]

第42回ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した二山治雄さん=1日、スイス・ローザンヌ

 若手バレエダンサーの登竜門として知られる第42回ローザンヌ国際バレエコンクール最終選考が1日、スイス西部ローザンヌで行われ、長野県松本市の松本第一高校2年、二山治雄さん(17)が優勝した。日本人の優勝は2012年以来、2年ぶり。日本人男性としては1989年に最高賞の金賞を受賞した熊川哲也以来の快挙とみられる。

 2位には横浜市の高校1年、前田紗江さん(15)、6位にもモナコ在住の加藤三希央さん(18)=東京都出身=がそれぞれ入賞。入賞者6人のうち3人が日本人だった。

 二山さんは授賞式後「すごくびっくりして言葉にならない」と驚きを表現。「お客さんに楽しんでもらえるようなダンサーになりたい」と抱負を語った。

 同コンクールは、世界的に活躍するバレエダンサーの熊川や吉田都らを輩出した。

 今回は世界15カ国から73人が参加。20人が最終選考に残り、それぞれクラシックとコンテンポラリー(現代)の作品を踊って順位を競った。3位は米国、4位はスペイン、5位はフランスのダンサーがそれぞれ入賞した。

 入賞者は世界の名門バレエ学校に1年間の入校が認められるほか、留学中の生活費支援として1万6千スイスフラン(約180万円)がそれぞれ贈られる。二山さんは米サンフランシスコのバレエ学校への入校を希望しているという。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2014年2月2日のニュース