唐沢寿明 山崎豊子さんに言われた「あなた、いい度胸しているわね」

[ 2013年10月1日 07:53 ]

亡くなった山崎豊子さん

 29日に亡くなった山崎豊子さんの作品の多くは映像化されている。綿密な取材と卓抜な構成力を持つ原作であるがゆえに、ドラマや映画も、名作やヒット作となった。その結果、また小説が売れるという相乗効果が、山崎さんの人気を高めた。ドラマ「白い巨塔」の唐沢寿明(50)、映画「沈まぬ太陽」の渡辺謙(53)ら、名作に出演した俳優たちから惜しむ声が相次いだ。

 山崎さんの名が、お茶の間に広く知れ渡ったのは「白い巨塔」。野心家の財前五郎医師を映画とドラマで田宮二郎さん(78年自殺)が好演。高い評価を受けた。

 03年放送のドラマでは唐沢が財前を熱演し、高い視聴率を記録。唐沢は09年のドラマ「不毛地帯」でも主人公の壱岐正役に挑んだ。くしくも30日夜は、数年ぶりに「白い巨塔」の制作スタッフと食事会を予定していたこともあり「久しぶりに思い出話ができると思っていた矢先、本当に言葉がありません」と驚きを隠せなかった。

 山崎さんは、唐沢版の最終回を見終わった後「21世紀の白い巨塔のキャッチフレーズに恥じぬことができたと確信した」とその演技を絶賛していた。唐沢は「撮影前に初めてお会いしたときに“あなた、いい度胸しているわね”と声を掛けていただいたことが今でも鮮明に思い出されます。この強烈なひと言を掛けていただいたからこそ、大役を演じきることができたと思います。今の自分があるのも山崎先生のおかげ」と感謝の思いを表した。

 映画「沈まぬ太陽」で主人公の恩地元を演じた渡辺は「世の中の不正や過ちに敢然と立ち向かった人生」と称えた上で「一度でもご一緒できたことを誇りに思います。次もやってね!というありがたい言葉を掛けてもらったことを忘れません」と誓った。

 映画「華麗なる一族」「不毛地帯」など多くの作品に出演した仲代達矢(80)は「新聞記者時代の山崎さんから取材を受けて以来の付き合いで、役者としてもひいきにしてもらった。演技の指導を受けることもあったが褒めてもくれた」と振り返った。その上で「愛情を含んだ厳しさがある方でした。男性的な正義感と反骨精神を携え、女性特有の柔らかな感性で書かれた作品にめぐり合えたことは幸運でした」としのんだ。

続きを表示

「美脚」特集記事

「連続テレビ小説「なつぞら」」特集記事

2013年10月1日のニュース