ひばりさん感じて…“御殿”を「記念館」として一般公開へ

[ 2013年4月27日 06:00 ]

87年8月、改築したばかりの東京都目黒区青葉台の自宅リビングで笑顔を見せる故美空ひばりさん

 故美空ひばりさん(享年52)が生前に暮らしていた東京都目黒区青葉台の自宅、通称“ひばり御殿”が初めて一般公開されることになった。同所を整備し、来年5月に「美空ひばり記念館」として開館する予定。長男の加藤和也氏(41)は「母が生活した空気感を感じてほしい」と話している。一方、京都・嵐山の「美空ひばり座」は、来月31日に19年の歴史に幕を下ろす。

 26日に嵐山の「美空ひばり座」で開かれた、5周年記念イベントで発表。公開されるのは、自宅の約3分の1の55平方メートルほどのスペース。玄関を入り、1階にあるリビング、茶の間、仏間となる予定だ。ひばりさんが気に入っていた広い庭も眺めることが可能。展示物は置かず、ひばりさんが生活したそのままの部屋を公開する予定だ。

 加藤氏は「真空パックで保存していたかのように、空気もそのまま残っている。春は桜、これからの季節は藤と、四季折々の花が咲く。母が愛した景観をじかに感じていただけたらうれしいです」と笑顔で話した。

 ひばりさんは73年から亡くなる89年まで同所で生活。死去の数年前に建て替えており、現在の建物で暮らしたのは1年ほど。それでも、ビートたけし(66)や「とんねるず」を招いては宴会を楽しんだ場所だ。加藤氏は「今も全国から家を眺めに来てくださるファンの方がいる。人を家に招くことが好きだった母なので、喜んでくれると思う」と空を見上げた。

 開館はひばりさんの誕生日である来年の5月29日頃を予定。入場は有料。住宅街にあるため、近隣へ配慮して事前予約制とする見込み。現在も専属料理人ら3人が暮らしており、加藤氏は「母が食べたおしるこを提供したり、お線香をあげていただくのもいいですね」とプランを練っている。

 一方、衣装や装飾品など約1000点を展示する「美空ひばり座」は来月いっぱいで閉館。総工費55億円をかけ、94年に「美空ひばり館」として開館。06年に一度閉館し、08年に現名称で再オープンした。最盛期は年間100万人以上を動員したが、近年は来場者が減少。経営が厳しい状態となっていた。加藤氏は「ミュージアムはまだあきらめてない。できれば横浜に母の芸道を見ていただく場所をつくりたい」と構想を明かした。

 ≪いくよ・くるよも“行く”≫セレモニーには、お笑いコンビ「今いくよ・くるよ」らが登場。2人はひばりさんと数度会ったことがあり、今くるよ(65)は「遠くの方にいるのに、凄いオーラでしたね」と回想。今いくよ(65)は「ひばりさんの家の前まで行ったことあるんですよ。記念館になったらぜひ行きたいわ」とファンの顔になっていた。

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