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慶應義塾大学【慶早2回戦】痛恨の逆転負けで連勝を逃し、優勝ならず

慶早2回戦   慶大6-12早大 ( 2017年5月28日    神宮 )

不運な形で同点となった(C)慶應スポーツ新聞会
Photo By 提供写真

 野球とは時として残酷なものになりうる、そんなことを感じさせられるような試合だった。序盤から点の取り合いとなった早大2回戦。慶大は1点を追う五回、天野康大(環4)の押し出し死球で同点に追いつくと、続く瀬尾翼(理4)の適時打で逆転に成功する。このまま逃げ切りたい慶大だったが、七回に2本の適時打を浴び5点を奪われ、再びリードを許してしまう。続く八回にも2点を追加され、勝負あり。目前にまで迫った優勝を逃す結果となった。

 昨日、グランドスラム2本で勝利を飾った慶大。良い流れのまま初回、先手を奪う。先頭の天野が初球を左前に運ぶと、続く瀬尾が初球を送りバント。わずか2球でチャンスを作る。2死となって4番の岩見雅紀(総4)が四球でつなぐと、5番・郡司裕也(環2)が右前に先制の適時打を放ち先制。今日も先手を奪う。

 慶大先発は菊地恭志郎(政4)前回の先発マウンドでは自身初の完封勝利を飾ったが、昨日は救援を失敗し、なんとしてもリベンジをしたいところ。だが立ち上がりから安定しない。こちらも2球でピンチを招くと、3番打者に追い込んでからの決め球を失投。左翼スタンドに逆転の2ランを運ばれてしまう。

 あっさり逆転許してしまった慶大は二回、無死一塁の場面で早くも菊地に代打・植田清太(総3)を出す。植田清は倒れ、この回は点を奪えなかったが、優勝への執念を見せる。すると3回、先頭の岩見が粘って四球を選ぶと、続く郡司は初球を強振。左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、無死二、三塁と逆転のチャンスを作る。ここで清水翔太(総4)が中前2点適時打を放ち逆転。さらに1死三塁の場面で照屋がライトに犠飛を放ち追加点を奪い、2点差とした。

 慶大の2番手は昨日先発の高橋佑樹(環2)。このリードを守りたいところであったが、ピリッとしない。逆転に成功した直後の三回裏、2死から3連打を浴び、同点とされると、続く4回にもピンチを招く。ここで適時内野安打を浴び、再び逆転を許してしまう。慶大打線も負けじと続く。五回制球の定まらない早大2番手から、郡司、倉田直幸(法4)、高橋佑の代打・明渡稜(政4)が四球を選び2死満塁とする。ここで打席には天野。2ボールからの3球目が頭部に直撃し、思わぬ形で同点に追いつく。また、天野も心配されたが無事走者として一塁へ向かった。そして、なおも満塁で瀬尾が左前に弾き返し、倉田が生還。またも逆転に成功する。

 五回裏からは3番手・高橋亮吾(総2)がマウンドへ。期待に応えて、この回三者凡退に打ち取る。さらに六回は、先頭からの連続四球で無死一、二塁とされるが、そこから早大打線を三者連続三振に斬ってとり、得点を許さない。

 勝利そして優勝が見えてきた七回、試練が訪れる。先頭打者に安打を許すと、1死後再び安打。1死一、三塁とされてしまう。その後2死満塁とするが、この場面で打者を追い込んでからの5球目、打球は無情にも左中間を破り3人が生還。一気に逆転されると、ここから早大打線が爆発。さらに2点を追加されてしまう。また、続く八回にも4番手の関根智輝(環1)が2点を奪われ、6点差とされてしまう。追いつきたい慶大打線だったが、六回以降は早大リリーフ陣を前に1人の走者を出すことが出来ず。終盤での大量失点が響いた形で敗戦を喫してしまった

 優勝まで王手をかけて臨んだこの試合。劇的な勝利を飾った1回戦の流れそのままに中盤まで進んでいるように見えた。だがシーズンを通して悩まされた問題が最後に浮き彫りになってしまった。まず、投手陣の大黒柱の不在である。昨年までエースであった加藤拓也(現・広島カープ)が抜けた穴を埋めることはできなかった。また、打撃面では、今日も9残塁を数えたように、得点効率の悪さが目立ってしまう試合が多く見られた。これらの問題から、勝敗に関わらず試合が大味なものになってしまいがちで、接戦をモノにするのが難しかった印象を受ける。残念ながら優勝は逃してしまったが、明日の三回戦では、こういったところに目を向け、秋のリーグ戦につながる戦いをして欲しいものである。(記事:慶應スポーツ新聞会 天野 拓真)

[ 2017年5月30日 05:30 ]

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