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慶應義塾大学【対東大3回戦】13安打13得点の猛攻で勝利を収めるも投手陣に不安残す

対東大3回戦   慶大13-10東大 ( 2017年9月19日    神宮 )

リーグ戦初先発で初勝利をあげた津留崎(C)慶應スポーツ新聞会
Photo By 提供写真

 前日、リーグ戦初先発だった高橋亮吾(総2)の完投によりなんとか星を五分に戻した慶大。なんとしてでも勝ち点を取りたい今日の試合は前日とは打って変わり、両軍合わせて23安打という壮絶な乱打戦となった。

 前日に続き快晴の神宮球場。秋晴れの日差し照りつける中プレイボールはかかった。慶大の先発はリーグ戦初先発の津留崎大成(商2)。初回、先頭打者に四球を与えると犠打で送られ、続く東大・楠田に中前へ運ばれてしまう。次の4番・田口の打球をサード・瀬尾翼(理4)が好捕し二塁へ送球するも併殺崩れとなってしまい、初回、東大に1点を先制されてしまった。

 津留崎は初回に点こそ失ったものの2回、3回はショート・照屋のファインプレーにも助けられ東大打線をパーフェクトに抑える。そんな津留崎を援護したい打線は3回、2アウトから死球と安打で2死一・三塁のチャンスを作る。バッターは慶大の主砲、4番・岩見雅紀(総4)。ドラフト候補の東大先発・宮台の2球目を完璧に捉えると、打球はレフトスタンド中段へ。頼れる4番が今季チーム初となるホームランを放ち、慶大はこの回逆転に成功する。

 波に乗る慶大は4回、連打で1死二、三塁のチャンスを作ると投手の津留崎がタイムリーを放ち4−1。リードを3点とする。その後は東大・宮台のタイムリーエラーにも助けられ、4番・岩見にこの日4打点目となる適時打が飛び出すなどこの回一挙5点を追加する。慶大先発の津留崎は4、5回も無失点に抑え、この回で降板。5回で75球を投げて被安打3、6奪三振と初先発としては申し分のない投球を見せた。

 6回からは佐藤宏樹(環1)がマウンドへ。力のあるストレートでランナーを出しながらも無失点に抑える。迎えた7回、回跨ぎをした佐藤がマウンドへ上がったが、先頭打者に粘られ四球を与えてしまう。次の打者を三振に取ったものの、8番・三鍋への3球目がワイルドピッチとなってしまい、自ら得点圏に走者を進めてしまう。結局三鍋にも四球を与え、1死一、二塁のピンチを招いてしまう。続く9番・小林の三塁線へのバントを佐藤が処理するも一塁への送球が悪送球となり、二塁ランナーの生還を許してしまう。その後も1番・辻居からタイムリーを浴び、この回だけで2点を失った佐藤。2死一、二塁となったところで慶大はエース・菊地恭志郎(政3)にスイッチ。だが悪い流れは止められない。迎えた3番・楠田への初球は完璧に捉えられ3ランホームラン。この回で計5点を奪われ、東大に2点差まで詰め寄られてしまう。

 追加点が欲しい打線は7回、先頭の清水翔太(総4)がツーベースヒットで出塁すると、続く倉田直幸(法4)が手堅く送って1死三塁。ここで主将・照屋塁(環4)がきっちりとライトへの犠牲フライを放ち待望の1点を追加する。これだけでは終わらない。菊地がセンター前ヒットで出塁すると、途中出場の天野康大(環4)が今季初ヒットとなるライトオーバーの適時二塁打を放ち、慶大はさらに1点を追加し、リードを4点とした。

 8回は回跨ぎをした菊地が東大打線を三者凡退に抑え、流れを引き寄せる。打線はその裏、清水翔の三塁打と倉田のヒットで3点を奪い、点差は13対6と試合は決まったかに思われた。しかし最終回、代わってマウンドに上がった高橋佑樹(環2)がパッとしない。先頭打者を三振に取ったものの、9番・宮本から犠飛をはさんでホームランを含む5連打を浴び、3点を失ってしまう。2アウトを取ったものの味方のタイムリーエラーも出てしまい、東大についに3点差まで追い上げられる。しかし最後は代打の土井を三振に取りゲームセット。慶大はなんとか逃げ切る形となった。

 打撃陣は13安打13得点と効率の良い攻撃を見せた。一戦目に完投を許した宮台を4回途中8失点でK.O.し見事にリベンジを果たし、5回以降も集中力を切らすことなく追加点をあげ、非常に頼もしかった。また、4番・岩見が4打点の活躍で今季初HRが飛び出したこともチームにとって大変明るい材料だと言える。対照的に投手陣は東大に14年ぶりとなる二桁得点を献上してしまい、バッテリーエラーも多く出てしまった。だがその中でも初先発・初勝利をあげた津留崎の好投はチームにとっても大きく、今後につながるだろう。4日後には法政戦が控える慶大。投手陣が充実している法大との戦いでは、援護も少なくなるものと予想され、慶大投手陣がどれだけ粘ることができるかにかかっている。投手陣の奮起に期待したい。

 【This is YOUR day!!】 リハビリを乗り越えた苦労人 津留崎大成

 リーグ戦初先発で初勝利をあげた津留崎大成。高校3年時に肩を痛め手術し、リハビリを乗り越えて昨季リーグ戦初登板を果たした苦労人である。「ストライクゾーンで勝負しようと思って投げました」と言うように、2回以降はストライク先行のテンポのいい投球を見せ、奪三振はイニング数を上回る6つを記録。苦しい投手陣の中に見えた一筋の光明。同期が試合で活躍する中、少しだけ出遅れはした。だがこれから取り戻せばいい。神宮のマウンドで歓喜の瞬間を迎える、その日まで。(慶應スポーツ新聞会 記事:染谷優真)

[ 2017年9月21日 08:30 ]

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