阪神・糸原が社会人野球へ進んだ北條に贈った言葉「気持ちでやるスタイルは…」

[ 2024年4月29日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4ー3ヤクルト ( 2024年4月28日    甲子園 )

<神・ヤ>8回、左前打を放つ阪神・糸原(撮影・中辻 颯太)
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 <記者フリートーク 阪神担当・遠藤 礼>

 昨年10月、糸原はチームメートだった北條とグラスを傾けていた。戦力外通告を受けた後輩の“お疲れさん会”。「プロで11年やって1軍でヒット300本打って。ジョー、お疲れさん」。同じ内野のライバルでもあったが、ねぎらいの言葉には実感がこもった。

 その場で北條から社会人野球でのプレーを検討していることを打ち明けられると、「社会人はヘッスラ(ヘッドスライディング)もやるし、バントもある。失敗したらその後、グラウンドに戻って練習したり。負けたら終わりの一発勝負。プロとは全く違う」と経験者ならではの助言。そっと背中も押した。

 「ジョーの経験として凄く良い。気持ちでやるスタイルは社会人に合うと思う」。先日、久々に会食する約束をしていたが北條が大会で遠征に参加するため延期になった。「ジョー、社会人野球してるなあ(笑い)」。後輩が奮闘する姿を思い浮かべ、糸原は頬を緩めた。

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