ヤクルト今季11度目の同一カード3連敗…今季の勝ち越しなくなる　高津監督は初回の中野への四球を指摘

セ・リーグ   ヤクルト1―7阪神 （ 2023年9月3日    神宮 ）

＜ヤ・神＞7回1死三塁、好機に村上（手前）が見逃し三振に倒れ、厳しい表情の高津監督（撮影・北條　貴史）
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　ヤクルトは阪神に投打で圧倒されて完敗。今季11度目の同一カード3連敗となった。

　借金は今季最多の22で、残り22試合。シーズンの勝ち越しもなくなった。

　高津監督は5安打で1得点に抑えられた阪神先発・伊藤将について「いろいろ対策は練ったけどうまくいかなかった。完璧にやられた。こういう試合を作っちゃいけない」と厳しい表情で振り返った。

　指揮官が指摘したのが初回の場面。先発・吉村が先頭・近本に右翼線三塁打を打たれ、続く中野に四球を与えた。

　内野手は定位置で、「ゴロで1点」はOKな場面。しかし四球で走者をためて中軸に回り、佐藤輝の3ランなどで一気に4点を失った。

　高津監督は「1点はしようがないと思って（内野陣を）後ろに下げているので。走者をためて上位というより、抑えるかは別として四球以外で結果を出してほしかった」と話した。