DeNA・宮崎 復帰2戦連発 止まらん3安打!規定打席再到達で首位打者返り咲き CS争い巨人叩き4差

[ 2023年9月3日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA13―4巨人 ( 2023年9月2日    横浜 )

<D・巨>6回、2ランを放つ宮崎(撮影・西川祐介)
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 連日連夜の大量得点。14安打13得点に、横浜スタジアムのファンはお祭り騒ぎだ。主役はDeNA・宮崎。規定打席再到達を祝う一発を含む3安打で4打点を稼ぎ「(本塁打は)低めの球を自分の手(バット)が届くところでうまく打ち返せた。体が反応してくれました」と笑った。

 快音を響かせたのは5―3で迎えた6回2死一塁。交代直後のビーディの低め147キロのツーシームを巧みなバットコントロールで捉えた。左翼席に2試合連続の19号2ラン。初回、2回も適時打を放っていた主砲の一発に、三浦監督も「凄く価値があった」と目を細めた。

 34歳は疲労が重なり、8月21日に「左肋間筋の炎症」で出場選手登録を外れた。リーグトップの打率・334だったが、今回の2軍調整期間に規定打席を割った。復帰戦だった前日はCSを争う当面のライバルである巨人との3連戦の第1ラウンド。自身にもチームにとっても大事な試合で一発を含む2安打1打点をマークした。この日の一発を放った第4打席で規定打席に再到達。打率・342で首位打者となったが「(個人の)数字より、(チームが)勝つことがうれしい」と言う。

 プロ11年目。17年に首位打者を獲得した男も、21年には打球を上げる意識を強く持とうとしてフォームを崩しかけた。そこで田代巡回打撃コーチから「お前は中距離打者だから」と助言を受け自身の役目を再認識。現在の活躍につなげている。

 チームは4連勝で4位・巨人を4ゲーム差に突き放した。「うちは良い打者がたくさんいる。また明日、勝てるように頑張ります」と宮崎。打線の中心に百戦錬磨の男がいる。(大木 穂高)

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