近大が開幕節を2連勝締め　阪神・佐藤輝慕うプロ注目・坂下が今秋リーグ戦初安打初打点

関西学生野球秋季リーグ　2回戦   近大14―6京大 （ 2023年9月3日    わかさスタジアム京都 ）

＜近大・京大＞京大に逆転勝ちし、整列する近大ナイン（撮影・井垣　忠夫）
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　近大が一時4点差まで広げられたビハインドを逆転。終わってみれば14―6の大勝で第1節を2連勝で飾った。

　プロ注目の坂下翔馬（4年）が8―6の7回2死一、三塁で右前に適時打。2日は4打数無安打に終わるも、この日は秋季リーグ戦初安打、初打点を放った。

　「初戦打ててなかったので、今日は1本出したかった。積極的にいった結果だと思う」

　近大の3学年先輩・佐藤輝明（阪神）を慕う。三塁・佐藤輝、遊撃・坂下で三遊間を組んだこともあり、現在も連絡を取るという先輩を「大学時代から努力を表に見せず、夜中にバットを振っているような人」だと語り、大きな背中から多くのことを吸収してきた。

　そんな憧れの先輩と同じプロの舞台に立ちたいという思いは、日に日に強くなる。「同じ歳のプロも多いですし、自分もそこに並べるように。この秋は結果を求めていきたい」。今春のリーグ戦では最優秀選手に輝いた近大のリードオフマンが、最後の秋でさらなる躍動を誓った。