ロッテは延長12回引き分け 佐々木朗希の162キロ、12奪三振の力投も勝利に結びつかず

[ 2024年5月17日 22:01 ]

パ・リーグ   ロッテ1―1日本ハム ( 2024年5月17日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>8回2死、松本剛を中飛に取った佐々木(撮影・長久保 豊)
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 ロッテの佐々木朗希投手(22)が17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に今季7度目の先発登板。6回まで1安打無失点の快投をみせたが、7回に同点に追いつかれ、結局、今季最長の8回、106球を投げ、3安打1失点で降板した。今季最多の12奪三振の力投も、4勝目はならず。チームも延長12回の末、今季3度目の引き分けに終わった。

 佐々木朗は初回先頭のスティーブンソンの2球目に159キロを記録すると、フォークボールで3球三振に仕留める。続く松本剛を遊ゴロ、郡司を見逃し三振と、わずか7球で3者凡退に抑えた。2回には2死無走者から万波の4球目に今季最速の162キロを記録。3回は2死三塁のピンチを迎えたが、スティーブンソンをフォークボールで空振り三振に斬った。4回は無死二塁となったが、郡司を二飛、さらに1死三塁のピンチもマルティネスを空振り三振、細川を二飛に抑えた。

 しかし、1点リードの7回だった。無死二、三塁のピンチを背負うと、細川の左犠飛で同点に追いつかれた。今季最長となる8回まで投げ切って今季最多となる12三振を奪ったが、勝利投手の権利は得られなかった。エースの力投に応えるように、その後は救援陣が無失点でつないだが、打線にあと1本が出なかった。

 勝利には導けなかったが「リードを守ることはできなかったですけど、とにかく勝ち越しを許さず投げられたのでよかったです」と話した佐々木朗。前回10日のエスコンフィールドで5回2/3で5失点KOされた相手に意地を見せたことだけは確かだ。

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