阪神先発・西勇は毎回の9安打で5失点、変化球の精度に課題を残す

[ 2023年3月14日 14:58 ]

オープン戦   阪神-DeNA ( 2023年3月14日    横浜 )

<D・神> 4回に追加点を許した西勇は、厳しい表情でベンチへ戻る(撮影・大森 寛明)
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 阪神の西勇輝投手(32)が開幕前哨戦となるDeNA戦に先発し、5回で92球を投げ、毎回の9安打で5失点。試合の立ち上がりと変化球の精度に課題を残した。

 韓国代表を相手にした7日の強化試合で4回3安打1失点で好投して以来、今季3度目の実戦登板だった。初回は全体的に球が高めになり、佐野、宮崎の連打などで1死一、三塁からアンバギーの打球を三塁・佐藤輝がはじく適時内野安打で1点を許すと、大田には141キロ直球を右に適時打、桑原中犠飛で3点を奪われた。

 「配球を意識したい。自分の投げた球に対して、打者がどういう反応するか」と語っていた西勇は2回以降は変化球を打たせて取る投球に切り替えた。2回に伊藤光のゴロを左手首に受けて、ベンチで治療するアクシデントもあったが、4回には桑原、5回には宮崎に適時打を許し、変化球の精度も次回のテーマとなった。開幕まで残る登板はあと1回。開幕2カード目初戦、4月4日の敵地広島戦に向け、課題をクリアしていくしかない。

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2023年3月14日のニュース