ソフトB・小久保2軍監督が要求する「野球9割生活」 1軍の舞台に立ちたいなら!筑後鷹に指令

[ 2023年3月14日 09:00 ]

教育リーグで選手交代を告げる小久保監督
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 毎週火曜日にソフトバンクのファーム情報をお届けする「筑後鷹」の第19回は、17日のウエスタン・リーグ開幕(対中日、タマスタ筑後)を前に小久保裕紀2軍監督(51)の一問一答をお届けする。急成長株に名前を挙げたのは“ギータ2世”こと笹川吉康外野手(20)。また、ペイペイドームを目指す“筑後鷹”たちへは「野球9割生活」をノルマとした。

 ――春季キャンプで感じた選手の雰囲気は?
 「秋に野手が凄く少ない人数でキャンプをした。その中で最後まで完走したメンバーは全員(春に)連れてこられた。秋を経験していない選手たちを“おまえたちはそんなこともできないのか?”という感じで引っ張っていってくれたのが印象的。秋から春にかけてのつながりは感じました」

 ――一般的には量をこなすことが、キャンプのテーマでもある。現役時代の小久保裕紀もそうだった。
 「今年の春は量より質にこだわった。フリー打撃も(通常2カ所を)1カ所でやりながら、実戦により近い形で(直球と変化球の)ミックスを取り入れたり、ラスト1球は(おかわりをして)いい打球で終わらせず、1球は1球で終わらせた。ゲームの質をいかに高めるかをテーマにした」

 ――コーチ陣も新たに入れ替わった。動きを見てどう感じるか。
 「本多コーチも1軍では選手たちを上手にするよりは、いかに試合に出させるかがメインだったと思う。2軍は技術を上げる選手ばかり。そういう中で限られた時間の中でできるドリルのようなものは、あった方がいいと話をした。それはこのオフに勉強してきたみたい。技術は永遠に続く。ビジターでも限られたスペースでもできるものがある方がいい」

 ――投手陣で注目するポイントは?
 「左の中継ぎがチャンスですよ。(1軍では)嘉弥真がダメならば次、名前が挙がらない。田浦、渡辺佑、中道にしても、一番、チャンスを勝ち取れるのは左の中継ぎ。嘉弥真がいても左の中継ぎの2番手に入り込むようにと、伝えている」

 ――野手ではどうでしょう?スケールの大きい選手は多い。
 「秋口から成長したのは笹川。気分のむらがなくなりました。不機嫌な時に不機嫌そうな練習をしなくなった。人間なので機嫌悪い日もあるけど、それが顕著に出る選手だった。そこが本当に昨年から少なくなった。状態が悪い時にいら立って、物に当たったり、やるべきルーティンもやらなかった。それがなくなったのは、伸びる要素としては一番」

 ――1メートル94、92キロの体格や豪快な打撃フォーム、さらに背番号44は柳田を連想させる。
 「キャンプではファンが“柳田選手が打っている”と勘違いしたくらい。それくらいのバッティングをする。飛距離はずばぬけている。練習メニューがいつもしんどくて、諦めていたのを諦めさせないようにコーチ陣で持っていったら、この春の400メートル走なんてダントツだった。今年のテーマは飛ばすことより、合言葉は“3割”。3割打てたら(2軍では)15~20本は打てる」

 ――1軍の藤本監督との連携だけではなく、今季からは4軍制で2軍の仕事は幅広くなる。
 「3、4軍の選手で状態のいい選手は見逃さないようにしたい。2軍に“昇格”や3軍に“降格”というのも濃くしようと思う。今年は2軍も競争の中で結果を残した選手から試合に出る。厳しい世界だと思います」

 ――どうすれば筑後からペイペイドームへの道が開かれるのか?
 「技術が劣っているから2軍にいる。これはすぐには埋まらない。それを埋める努力はしなければいけない。1軍選手より野球に対する取り組み方、姿勢、空いている時間をどう使うかなど最低、勝っていないと追い抜けない。彼らは常に脳に占めている野球の割合が9割以上ある生活を送らない限りは、1軍の舞台には立つことはできない。そこに向けたサポートはいくらでもする。迷わせないように指導法も統一する。最後、脳の中に野球のことが9割以上占めるようにするのは本人。彼らにはそれくらいのものがないと1軍には行けないと言い続ける」

 ――自分自身についてのテーマは?
 「できないことを“なんでできないんだ”と怒らないこと。できないからここにいるんだと言い聞かせることですね」

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