【侍ジャパン】不振の4番・村上「勝てるように」連呼　誠也動画から元気、ダル金言から勇気

＜WBC日本代表練習＞フリー打撃で快音を響かせる村上（撮影・沢田　明徳）
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　第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で準々決勝進出を決めている侍ジャパンは14日、東京ドームで調整した。村上宗隆（ヤクルト）は、16日イタリア戦に向けて「勝てるように」と3度も口にし、闘志を高めた。

　村上は1次ラウンド4試合を終えて20打席ノーアーチ。打率・143（14打数2安打7三振）と不振にあえいでいる。絶対に負けられない準々決勝以降、打棒復活に期待が懸かる。「負けたら終わりなんで。勝てるように頑張ります」「とにかく勝てるように。それだけです」「勝てるように」と同じフレーズを繰り返した。

　左脇腹を痛めて出場辞退したカブスの鈴木誠也からは、村上の物まねをした動画が届き、ダルビッシュからは個人名は出さなくても「野球なんで気にしても仕方ない。人生の方が大事ですから。野球くらいで落ち込む必要ない」と金言を授かった。村上は鈴木の動画について「元気出ました」とし、ダルビッシュの言葉については「その通りだなと思う」と話した。

　3番・大谷翔平の後の4番という大役を任されている昨季の3冠王。「すごいモチベーションになる。僕しか打ったことのない打順なんで、しっかりこれからもそこを打てるように頑張りたい」。侍を世界一に導くため、静かに気合を入れた。