落合博満氏　「全ての空気を変えた」侍・ヌートバーの第1打席を絶賛

落合博満氏
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（69）が14日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル　#オレ流トレンド」を更新。第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で攻守で侍ジャパンをけん引するラーズ・ヌートバー外野手（25＝カージナルス）を絶賛した。

　4戦全勝で準々決勝進出を決めている侍ジャパン。1次ラウンドの戦いを振り返った落合氏は「全ての空気を変えたのはヌートバーの中国戦の第1打席。初球を打ったことで、持ち前の明るさでベンチをひとつにした。あの1点が大きかった」と絶賛。国際大会初戦の初球で相手投手の出ばなをくじいたことで、2番・近藤から4番・村上までの12球連続ボールを誘い、押し出し四球で先制点を奪った9日中国戦の初回を振り返った。

　初の日系代表選手として選出されたヌートバーは全4戦に「1番・中堅」で出場。4戦連続安打を放つなど14打数6安打で出塁率は.579。リードオフマンとしてけん引しただけでなく「ペッパーミル」パフォーマンスや全力プレーで日本国民の心をつかんだ。

　「ある程度早めに調整してきたということだと思う。1～3番はいい流れになっているね。上出来」と打線のつながりを生む上位陣の好調ぶりも称えていた。