阪神・青柳、23日の中日戦で今春初の実戦登板濃厚に 開幕投手最有力候補がギアアップへ

[ 2023年2月12日 07:00 ]

ブルペンで充実した表情の阪神・青柳(撮影・後藤 大輝) 
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 照準を定める開幕戦へ動き出す。阪神・青柳が23日の中日との練習試合(北谷)で今春初めて実戦登板することが濃厚になった。今キャンプでは捕手と新たに組み立てている配球パターンに着手。“ニュー青柳”のお披露目だ。

 若手が実戦登板で火花を散らす中、キャンプインから調整を一任されてきた虎のエース。まだ打者相手への投球はなく、徐々にギアを上げていく。次クール中にフリー打撃に登板する予定となっており、見据えるのは23日の中日戦。今年はWBC開催の影響で開幕が1週間遅れる。昨年は2月20日が初実戦だったことから3月に入ってのペースアップも考えられたが、温暖な地で初陣を踏む。

 開幕投手の最有力候補でも、岡田監督が以前から強調するように逆算は3月に入ってから。それでも、2月のマウンドは青柳にとっては貴重な“実験”の場だ。今キャンプでは新球の習得を封印し「配球のバリエーション、違う抑え方を増やしていかないと通用しない」と宣言。ブルペンでは研究してくる打者を上回る配球パターンを模索しながら連日、腕を振っている。

 昨春オープン戦では得意のスライダー、ツーシームを使わない制限付きの投球を敢行。さらなる進化を期す背番号17は決して立ち止まらない。

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2023年2月12日のニュース