ロッテ種市、トミー・ジョン手術から復活アピール 吉井監督「ケガする前以上になってきた」

[ 2023年2月12日 20:42 ]

<ロッテ・台湾楽天>6回から登板した種市(撮影・長久保 豊)
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 ロッテは12日、沖縄・石垣島での春季キャンプで台湾プロ野球の楽天モンキーズと練習試合を行い、7―2で快勝した。先発の森遼大朗(23)が3回に2点を失ったものの、4回以降は4投手の継投で相手打線を抑え込んだ。中でも3番手で登板した種市篤暉(24)が2回を無安打無失点3奪三振と圧巻の投球を披露した。

 いきなりWBC台湾代表の成晉(チェン・ジン)との対戦も直球で押し込み、空振り三振に仕留めると、スライダー、フォークを交えてモンキーズ打線を寄せ付けず、「指に掛かった時の真っすぐは良かった。ただ、フォークを申し少し投げたかった。今の時期としては状態は良いと思います」と納得顔だ。

 八戸工大第一高から16年ドラフト6位でロッテ入りし、18年8月に1軍デビュー。19年には17試合に先発するなど26試合に登板して8勝2敗の成績を残した。20年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨季は1試合に登板したのみ。本格的な復帰シーズンに向け、吉井監督は「順調だと思います。去年手術明けで投げた時はまだしっくりくる感じではなかったが、きょうの投球だと、ケガする前の感じ、それ以上になってきたんじゃないかと見てます」と目を細めた。

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2023年2月12日のニュース