ソフトB・和田 師弟トリオで30勝以上だ 板東に藤井にエール「彼らは2ケタ勝ってくれると思う」

[ 2023年1月10日 05:00 ]

坂道ダッシュを行いきつそうな表情を見せるソフトバンク・和田(撮影・中村 達也)
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 21年目のソフトバンク・和田が、師弟トリオでの目標をノリツッコミを交えつつ、高らかに掲げた。

 「30以上はいきたい」と自主トレを行う板東、藤井と3人で30勝以上を宣言。達成条件として「14+14+2しかない(笑い)。15+15+0、いやいや(笑い)。彼らは2ケタ勝ってくれると思うので」と最大級の謙遜で笑いを誘いつつ、2人の2桁勝利を願った。

 自身は昨季17試合7勝4敗、防御率2・78。41歳で自己最速を更新する149キロをマークするなど、衰えを見せない。この日も「出力」をテーマに体幹、坂道ダッシュなどで追い込んだが、苦悶(くもん)の表情だった藤井と違い、2月に42歳になる男は涼しい顔で疲れ知らずだった。

 「彼らが頑張って給料を上げてもらって、“和田さん上がりましたよ”と貢ぎ物を献上していただければ。自分も(2人の活躍に)付いて行ってね」。開幕前にはWBCが開催されるが、鷹の“WBF”(和田、板東、藤井)の重ねる勝ち星からも目が離せない。

 《人生最重量の86キロ/板東強靱ボディー》○…今季先発で15勝を目指す板東の厚みが増した。スケールアップをテーマに昨年12月から都内で個人トレーナーのもと約2週間で5勤1休で徹底したウエート。体重は4キロ増で人生最重量の86キロ。「1年間通して戦えるように体をつくった。まずはコンスタントに150キロを出せるように」と大胸筋を突き出す。昨夏から先発に回り、7試合で3勝だった。和田からの「3人で30勝」のノルマには「最低限いきたいですね。僕は他の人よりさらに5勝する」と力強かった。

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2023年1月10日のニュース