東洋大・細野、七色変化球で1部昇格へ 巨人ドラ1候補155キロ左腕「投げる試合は全部勝つ」

[ 2023年1月10日 04:44 ]

必勝祈願を行った東洋大・細野(左)と水谷(撮影・柳内 遼平)
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 七色の変化球でドラフト1位指名を狙う。東都大学リーグ2部の東洋大が埼玉県川越市内のグラウンドで必勝祈願を行った。今秋ドラフト1位候補の最速155キロ左腕・細野は「投げる試合は全部勝って、1部に上がりたい」と意気込んだ。

 「超豊作年」と予想される今秋ドラフト戦線は高校、大学、社会人の各カテゴリーで有力選手がひしめく。細野は即戦力左腕として高い評価を得ており既に巨人がドラフト1位候補としてリストアップしている。この日もその巨人など2球団のスカウトが訪れるなど注目度は上昇中。本人は「1部に上がることしか考えていない」とチームを第一に考えながらも「もちろん1位で(プロに)行ければいい」と力を込める。

 アマチュアでトップレベルの球威を誇る直球に加え、落差の大きなカーブのほか、スライダー、カットボール、スプリット、チェンジアップ、ツーシームと6種類の変化球を操る。さらに「楽に空振りが取りたい」と現在のものより曲がりの少ないスライダーの習得にも挑戦中。「怪物左腕」が、さらにスケールアップする。(柳内 遼平)

 ◇細野 晴希(ほその・はるき)2002年(平14)2月26日生まれ、東京都八王子市出身の20歳。小2で野球を始め、東海大菅生中では軟式野球部に所属。東亜学園では1年夏からベンチ入りも甲子園出場はなし。東洋大では1年秋にリーグ戦デビュー。東都リーグ1部で通算11試合に登板して1勝1敗、防御率1.43。1メートル80、87キロ。左投げ左打ち。

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2023年1月10日のニュース