巨人・大勢 朝活でWBC勝つ!午前5時から練習し強い精神力を

[ 2023年1月10日 05:20 ]

WBC使用球でキャッチボールを行う巨人・大勢(球団提供)
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 「朝活」で勝つ。大阪府内で自主トレを行っている巨人・大勢がオンライン取材に応じ、午前5時過ぎから連日トレーニングに励んでいると明かした。3月のWBCの侍ジャパン入りに内定している右腕。日本代表でも守護神として期待される右腕らしく、厳しい状況に自らを置いた。

 「早くてしんどい、なかなか体が起きない時間。そういう状況であえて」と言い、トレーニング自体も「朝早くやるのと一緒。自分にプレッシャーをかけながら」と、ひたすら追い込む。狙いは強い精神力を養うため。「思うようにいかない状況」をつくり、取り組んでいる。

 もちろん、時間の有効活用というメリットもある。「早く始めると、後の時間も長い。他のことに時間を費やせる」。また、始動が早いことにより「自然と健康的な生活ができている。(午後)11時には寝ている」と睡眠時間も十分だ。

 昨秋の宮崎キャンプで野手陣が行ったアーリーワークでも午前6時30分開始。それよりも約1時間早く、昨季新人王の一日がスタートする。ストレッチ、ウエートトレーニング、キャッチボールと入念に調整。オンライン取材が終わっても、まだ午前10時だった。

 自主トレではWBC使用球を使っており、大谷やダルビッシュとの共闘を「肌で感じて、野球人生につなげていきたい」と心待ちにする。昨季、新人最多タイの37セーブを挙げた23歳右腕は、本番での起用法についても「任されたところを全力でやるだけ」と言い切った。(小野寺 大)

 〇…06年の第1回WBCでは大塚晶則(レンジャーズ)が抑えを務め、1S、防御率1.59をマークし世界一に貢献。09年の第2回は2次ラウンドまでは藤川球児(神)が抑えだったが、準決勝の米国戦、決勝の韓国戦ではダルビッシュ有(日)が守護神としてマウンドに上がり大会連覇へと導いた。13、17年の抑えは牧田和久(西)が務め、13年は1勝1S、17年は1勝2Sを挙げた。

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2023年1月10日のニュース