日本ハムのドラフト1位・矢沢と2位・金村がライバル心メラメラ 新人合同自主トレ開始

[ 2023年1月10日 06:00 ]

キャッチボールする日本ハム・矢沢(撮影・長久保 豊)
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 日本ハムのドラフト1位・矢沢宏太投手(22=日体大)と、同2位・金村尚真投手(22=富士大)がライバル心むき出しで始動した。9日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で新人合同自主トレがスタート。投打二刀流に挑戦する矢沢に対し、金村は投手一本で勝負する。親しげに練習していた2人だが、すでに競争心は燃えていた。

 矢沢とキャッチボールをした金村は「軽く投げているのに、ボールが伸びてきて凄いなと思いました」と認めつつ、ドラフト1位の二刀流左腕についての質問を受けると、こう答えた。「2つやっている人に対して(自分は)一本でやっているので。そこは負けたらだめだと思う。負けないように頑張ってやっていきます」。

 大卒同期で同じ投手だが、矢沢は外野手との二足のわらじを履く。この日も全体練習後、投手メニューをこなす横では矢沢がバットを振っていた。「同期で入ってきて同じポジションでもあるので、そういった面では負けたくないという思いは強い」と、秘めていた対抗心がこぼれ出た。

 金村の思いを伝え聞いた矢沢も負けじと「僕自身は2つやっている感覚はないですし、まず野球をやっているという感じなので。特にそこは何とも思わない」とチクリ。そして「ただ一人の野球選手として誰にも負けたくない。(同期で)一番最初に新球場に立ちたいし、一番長くプレーしたい」と金村に対抗した。

 最下位から一気に日本一を狙う今季、即戦力と期待される2人の活躍は不可欠だ。互いの激しい競争は、間違いなくチーム力向上につながる。「仲間でありながら切磋琢磨(せっさたくま)して、お互いを意識して頑張っていければと思っています」と金村。新球場で躍動するのは一刀流か、二刀流か。今季、“バチバチ”で始動した2人から目が離せない。(清藤 駿太)

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2023年1月10日のニュース