オリ・由伸の6・5億円 球団評価は「2年連続飛び抜けた成績を残している。当然かな、と」

[ 2022年12月27日 17:38 ]

<オリックス・山本 契約更改> 契約を更改し、会見に臨む山本 (撮影・後藤 大輝)
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 オリックスの山本由伸投手(24)が27日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、3億7000万円から大幅増となる契約でサイン。来季年俸は6億5000万円(金額はすべて推定)となることが分かった。これまでの球団最高年俸は18年金子千尋の6億円で、山本は25歳シーズンでイチローらを上回り球団最高給となった。

 交渉したオリックスの久保管理部長は、球団最高給について「2年連続飛び抜けた成績を残しているので最大限の評価をした」と言及し、日本シリーズでは負傷し途中離脱したものの「当然、彼の活躍を考えると日本一に大きな貢献をしてくれたので、それを加味した金額です」と説明した。

 山本は今季、15勝5敗、防御率1.68で最多勝、最優秀防御率、勝率第1位(.750)、最多奪三振(205)とタイトルを総なめし、史上初となる2度目の投手4冠に2年連続で輝いた。さらに6月18日の西武戦でノーヒットノーランを達成し、パ・リーグ初となる2年連続の沢村賞も受賞した。

 球団ではポイント制で年俸額を決めるが、同管理部長が指摘したのは「勝率」。「勝率が物語っている。勝ち数、勝率を見たらそこまで貢献した証ですよね。当然かな、と思っています」と話し、一方で2年連続の沢村賞やパ・リーグの最優秀選手賞獲得など、過去に例のない他の成績についても「ポイント制には出ないものを、プラスアルファしたというのはあります。今までにないことを彼はやったのですから」と、特別手当の形で上乗せした部分もあるという。

 また、山本がメジャー移籍の希望を持つことから、今後については「由伸選手が話をしたければ話をしますし、こちらはまったく閉ざすことはありません」と、前向きに会談する意向を示した。

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2022年12月27日のニュース