落合博満氏も感動のW杯 メッシ、エムバペ…オレ流目線で激闘の決勝戦を語る

[ 2022年12月27日 17:00 ]

落合博満氏
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 プロ野球で現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が27日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル #オレ流トレンド」を更新。サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝戦「アルゼンチン―フランス」の一戦を振り返った。

 試合は前半にアルゼンチンが2―0とリードしたが、後半にフランスが追いつき、延長戦では互いに1点ずつを取り合って、3―3でPK戦へ。PK戦の末にアルゼンチンが36年ぶり3度目の優勝を果たした。

 「(フランスの)エムバペのボレーシュート、2点目、あれが強烈な印象として残っている」と個人的な感想を述べた落合氏。試合展開については、前半戦で2点をリードしてもこのまますんなりいくとは思わなかったという。「(フランスは)あの決定力のある選手がいるだけにね。(アルゼンチンが)あれだけうまいこと前半戦ボールを支配してというのは、90分は持たないだろうなというふうに思ってたから。どっかで流れが変わるんだろうなと。これはやっぱり勝負事に携わっている人間のものの見方なんだろうと思う。見ていてどっちも応援するということじゃないんだ。いい試合をしてくれればいいなという」と語った。

 試合展開の中で目を見張ったのは、アルゼンチンのGKエミリアノ・マルティネスのスーパーセーブだった。延長後半アディショナルタイムでフランスのFWコロムアニとの1対1を左足で止めた場面だった。「延長戦になって、メッシがゴールを挙げて、エムバペがペナルティー。その後だよ。終了間際によく、キーパーが抑えたよ。あれが入ってたらフランス優勝だからね。1対1で左足にうまいこと引っかかったという感じだったけども。まあ、スポーツは何しても決勝戦とかになれば面白い」と熱っぽく語った。

 5度目の出場で悲願の優勝、そして大会MVPとなったメッシについても言及。「メッシはずっとマラドーナを比較されてね、ワールドカップで優勝しなければ、マラドーナに追いつけないとか、追い越せない、あるいは駄目だとさんざん言われてね。それでやっと5回目の大会で優勝して。だから、(喜びが)弾けてたね」と話した。競技は違えど同じチームスポーツ。3位決定戦もテレビ観戦したという落合氏にとって、ワールドカップに感動した様子だった。

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