中日に2年ぶり復帰の加藤匠馬 ロッテから無償トレード「立浪監督を胴上げすることを目標に」

[ 2022年12月27日 05:00 ]

加藤匠馬
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 中日は26日、ロッテから加藤匠馬捕手(30)を無償トレードで獲得したと発表した。昨年6月に加藤翔との交換トレードで中日からロッテに移籍していて、2年ぶりの復帰が決まった。

 加藤宏幸球団代表は「捕手の充実が急務なチーム状況で、ロッテ球団の理解があって話がまとまった」と説明。加藤匠は「突然のことで驚いている。プロに入って優勝をしたことがないので、立浪監督を胴上げをすることを目標に、その一つのピースとなれるように頑張りたい」と意気込みを寄せた。

 中日は今オフに山下、A・マルティネス、桂が退団し、来季は新人を含めて捕手登録が6人しかいなかった。今季31試合出場の石橋は11月に右肘と左膝のクリーニング手術を受けて開幕までの復帰が微妙な状況で、捕手の補強が課題になっていた。今オフ3件目のトレード成立で年内の補強はひと区切りでも、引き続き1軍実績のある捕手の獲得を目指して調査を進める方針だ。

 ◇加藤 匠馬(かとう・たくま)1992年(平4)4月29日生まれ、三重県出身の30歳。三重高1年秋に三塁手から捕手に転向。2年夏と3年春に甲子園出場。青学大から14年ドラフト5位で中日入団。5年目の19年にチーム捕手最多の92試合に出場。21年6月、加藤翔平と史上3例目の“同姓トレード”でロッテに移籍した。1メートル75、76キロ。右投げ右打ち。

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