ソフト・佐久本リハビリ担当コーチ 工藤前監督から学んだ「体の知識、勉強になって生かせた」

[ 2022年12月27日 05:00 ]

 ソフトバンクの両リハビリ担当コーチが今季を振り返った。佐久本昌広コーチは昨年の1軍投手コーチから配置転換。スポーツ医学に詳しかった工藤前監督から学び「純粋な体の知識ですけど、勉強になっていたし、リハビリに生かせたと思う」と故障の原因追求と再発防止に注力してきた。

 昨年、右肩手術を受けた周東をスライディング禁止の条件でファームの試合に出場させ、リハビリ期間中に実戦感覚を戻すプランで早期1軍復帰を実現させた。「スライディングがOKとなって、すぐに1軍にいって活躍してくれた。責任はとりますけど、難しい部分でした」と苦難を明かした。

 今季限りで現役引退し、新任の高田知季コーチは「けがをした時はどうしても気持ち的に落ちてしまう。この時間が無駄ではなかったと思ってほしいし、強くなって帰ってほしい」と語った。

 自身も2度、手術した経験があり、「どうリハビリを過ごしていいか分からなかった。今の選手には同じ経験をしてほしくないので、どうモチベーションを上げるか。楽しい中で厳しさを持って、バランスをとっていきたい」と寄り添う指導で支えていく。(福井 亮太)

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