オリ・由伸 球団からポスティングの“許可”もらう「全くダメではないという話をしました」

[ 2022年12月27日 16:22 ]

<オリックス・山本 契約更改> 契約を更改し、笑顔で記念撮影する山本 (撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 オリックスの山本由伸投手(24)が27日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、3億7000万円から大幅増となる契約でサイン。来季年俸は6億5000万円(金額はすべて推定)となることが分かった。これまでの球団最高年俸は18年金子千尋の6億円で、山本は25歳シーズンでイチローらを上回り球団最高給となった。

 今季は15勝5敗、防御率1.68で最多勝、最優秀防御率、勝率第1位(.750)、最多奪三振(205)とタイトルを総なめし、史上初となる2度目の投手4冠に2年連続で輝いた。さらに6月18日の西武戦でノーヒットノーランを達成し、パ・リーグ初となる2年連続の沢村賞も受賞。リーグ連覇と26年ぶり日本一に大きく貢献したことで、大幅増となった。

 会見で山本はメジャーリーグ移籍への希望を改めて言及。「野球界のトップのリーグで一番の舞台なので、そこでやりたいという気持ちはもちろんあります」と明言し、球団との話し合いについて「(吉田)正尚さんを球団が許可したように、全くダメという訳ではないという話をしました」と振り返った。ただ「多少は話しましたけど、本当に何か決まってるわけでは全くないので」と具体的な内容が決まったわけではないと説明し、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍についても「自分の中でも目標にしてるところではあるので。とは言っても、オリックスの一員なので」と、来季はリーグ3連覇、2年連続の日本一を狙う思いを口にした。

 昨年の更改でも「まだ何かが決まったわけではありませんが、将来的な話もしました」をメジャー移籍希望を球団に伝えている。最短で海外フリーエージェント(FA)権取得は26年。そのため、現行のルールでメジャー契約が結べる25歳以上となる来オフにも同システムを使っての移籍希望をする可能性がある。

 同システムを利用した吉田正は、今オフにレッドソックスと5年契約の総額9000万ドル(約123億3000万円)の大型契約を結んでいる。

続きを表示

2022年12月27日のニュース