巨人戦力外の井納が引退発表「悔いはありません」

[ 2022年12月27日 14:35 ]

巨人を退団した井納翔一投手
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 巨人から戦力外通告を受けていた井納翔一投手(36)が27日、自身のインスタグラムを更新し今季限りでの現役引退を発表した。

 「今シーズンをもちまして井納翔一は、プロ野球選手としての現役生活を引退します」と報告。「野球をやり始めてから30年になりますが、ここまで支えてくださった両親、家族ならびに自分の周りの方々、ありがとうございました。プロになるまでにたくさんのことがあった中周りの人たちのサポートのおかげでプロ野球の世界で10年間出来ました」と感謝の思いを記した。

 続けて「2012年に横浜DeNAベイスターズにドラフト3位で入団して8年間プレーさせていただいて、開幕投手、クライマックス、日本シリーズ、オールスターとたくさんの経験をさせていただきました。読売巨人軍では、自分の不注意もありそこから結果も出せなく2年間だけでしたが自分の野球人生にとってどこかでプラスになることがあると思うので悔いはありません」と率直な思いをつづった。

 同投手は12年ドラフト3位でDeNAに入団すると、14年には11勝を挙げ、16年には開幕投手も務めた。ユニークな言動で「宇宙人」と親しまれた右腕は、20年にFAで巨人に入団するも2年間で1勝と期待に応えられず。10月に自由契約を通告されたが、現役続行を目指し11月の12球団合同トライアウトを受験。最速147キロの直球をマークし「最後にもう一度やらせてもらえる球団があるならばという思いで投げた」と話していた。

 通算成績は180試合に登板し、51勝61敗1セーブ、防御率3・98だった。この日は横浜市内で19時からトークショーを予定しており「今夜のトークショーで引退のことは、詳しく話したいと思います」と投稿した。

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