オリックス・阿部 将来の守護神へ巨人・大勢から学んだ 合同自主トレで「いろいろ聞きました」

[ 2022年12月27日 05:00 ]

感動大阪大賞の贈呈式で笑顔を見せる(左から)中川圭、吉村知事、阿部(撮影・亀井 直樹)
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 リーグ連覇、26年ぶりの日本一を達成したオリックスが「感動大阪大賞」を受賞し、湊通夫球団社長、阿部、中川圭が26日に大阪府庁を訪れて贈呈式に出席した。昨年に続く2年連続の栄誉で、吉村洋文知事から「リーグ3連覇、日本一連覇して、来年もまたパレードをやりましょう」と激励された。

 御堂筋で再びファンと歓喜を分かち合うためのキーマンの1人が来季3年目を迎える阿部だ。さらなる進化を目指し、既に本格始動していた。今月中旬から約1週間、沖縄県那覇市で巨人・大勢らと合同自主トレを実施。同じ個人トレーナーに指導を受ける縁でプロ入り前から親交があり、7歳下の後輩でも新人最多タイ記録の37セーブを挙げた新人王から助言を得た。

 「1年間戦う上で、体調面のケアなど、いろいろ聞きました」
 プロ2年目の今季は44試合に登板して1勝0敗3セーブ、22ホールド。44イニングを投げてわずか自責3の防御率0・61を記録した。終盤には状態不良の平野佳に代わり抑え役も務めるなど、将来的な守護神候補の1人として期待がかかる。「チームが勝てるように。“この場面は阿部しかいない”と思ってもらえる投手になりたい」。来季も気迫あふれる投球でチームを鼓舞する決意を示した。(湯澤 涼)

 ▽感動大阪大賞 大阪府出身者、大阪府を活動基盤とする者などを対象に(1)世界的レベルの大会や催し等で優秀な成績を挙げた者(2)知事が顕彰に値すると認めた者で、府民に深い感動を与え、府の施策に大きく貢献した者に「賞詞」を交付。1983年にMLB記録を上回る939盗塁を記録した福本豊(阪急)が第1号で、五輪メダリストらに交付。

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2022年12月27日のニュース