ダルビッシュ 7奪三振のうち見逃し三振6個に「変化球狙いは分かっていたので、あえて4シームを」

[ 2022年10月19日 13:47 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦   パドレス0―2フィリーズ ( 2022年10月18日    サンディエゴ )

<パドレス・フィリーズ>パドレス先発のダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)は18日(日本時間19日)、本拠地ペトコパークで行われたフィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第1戦に先発登板し、7回3安打2失点、7奪三振の力投を見せたが、打線の援護なく黒星を喫した。パ軍打線はわずか1安打に抑えられ、0―2で敗れた。

 第1戦先発の大役のマウンド、初回は先頭のシュワバーに四球を出し、暴投で無死二塁としたが、後続を打ち取って無失点で切り抜けた。2回は2三振を奪って3者凡退、3回は連続三振後、シュワバーに初安打されたが、続くホスキンスを見逃し三振に仕留めた。4回は1死から、この試合の前までのポストシーズン(PS)成績が、打率・435、3本塁打、6打点と絶好調のハーパーに先制の左越えソロを被弾した。5回は3者凡退に打ち取ったが、6回無死からシュワバーに右越えソロを浴びた。7回は3者凡退に抑え、この回で降板した。今季フ軍戦には2試合に先発し1勝0敗、防御率2・08と好相性だったが、2戦ともに昨季ナ・リーグMVPのハーパーをケガで欠いた状態だった。

 試合後、ダルビッシュは、7奪三振のうち、見逃し三振が6個を締めたことに「打者が全体的に変化球をずっと狙っているのは分かっていましたし、特に2ストライクで自分がいつもここだったら変化球かなというところで、あえて4シームを投げることによって相手の裏をかけるかなと感じたので、いいところに投げられたと思います」と自身の投球を評価。また、「4シームが久しぶりに、1カ月以上ぶりくらいによかったので、スライダーもよかったですし、右打者の2シームもインコースに投げられてすごくよかったと思います」と話した。

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