阪神、4選手に戦力外通告 小野「結果残せていないので覚悟できていた」合同トライアウト受験予定

[ 2022年10月4日 17:03 ]

戦力外となり心境を話す阪神小野泰己=2022年10月4日、鳴尾浜球場
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 阪神は4日、守屋功輝投手(28)、小野泰己投手(28)、尾仲祐哉投手(27)、育成の牧丈一郎投手(23)の4選手と来季の契約を結ばないと発表した。

 守屋は19年に57試合に救援登板。矢野政権で頭角を現したが、20年には右肩痛を発症。近年は思うような結果を残せず、今季の1軍登板はなかった。今後については合同トライアウトを受験する意思を示している。

 16年ドラフト2位入団の小野は2年目の18年にローテーションに定着して7勝をマーク。翌19年には中継ぎに転向し、今季は開幕1軍入りを果たすも、登板は5試合のみ。4月9日に出場選手登録を抹消されて以降は、1軍での出番がなかった。今後は現役続行を希望しており、合同トライアウトを受験する予定だ。

 尾仲は17年オフにFAで移籍した大和の人的補償としてDeNAから阪神に入団するも、在籍5年で1軍登板は22試合だった。今後は現役続行を希望し、合同トライアウトを受験する見込み。育成の牧は17年ドラフト6位で入団するも、19年オフに育成契約となり、今季は2軍で20試合に登板して防御率5・40だった。今後は未定。

 以下、4選手のコメント

 ▼守屋「覚悟はしていた。矢野さんが2軍監督になられた時から気にかけていただいて、1軍監督になられた時も使っていただいた。僕の野球人生を変えてくれたので、恩返ししたいと思っていたが、肩をけがしてしまって、思うようなピッチングができなくなってしまった。すごく悔しい気持ちでいっぱいです」

 ▼小野「ここ数年、結果を残せていないので、自分の中である程度、覚悟はできていた。(一番の思い出は)初勝利。そこは一番、印象が強い。なかなか勝てなくて、そこでやっと勝てて。あの年は本当にいい経験ができたと思う。そこからというところで、ケガをしたり、自分の甘さが出たのかなと思う」

 ▼尾仲「今はまだ実感がない。阪神に来て、5年もいさせてもらって、その中で結果を出せなかったのは申し訳ない」

 ▼牧「みんなと何気なくしゃべった日常がなくなるのは寂しい。(去年の)春季キャンプの時に右肩痛めて、そこから状態上がらなかった。今年も後半はちょっと良かったかなと思うが、納得はできるものではなかった」 

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