大阪桐蔭 下関国際にリベンジ 「借りを返さないと」先発直訴の前田4回零封 決勝進出で3冠王手

[ 2022年10月4日 06:00 ]

栃木国体 高校野球硬式の部・準決勝   大阪桐蔭3-1下関国際 ( 2022年10月3日    宇都宮清原 )

<大阪桐蔭・下関国際>力投する大阪桐蔭・前田(撮影・藤山 由理)
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 大阪桐蔭が今夏の甲子園準々決勝で敗れた下関国際にリベンジを果たした。準優勝した17年以来5年ぶりの決勝進出。試合の流れを呼び込んだのは、先発した前田悠伍だった。

 「あの試合は自分が打たれて負けたので“かかってこい”ぐらいの気持ちでした。借りを返さないといけないと思っていました」。前夜、西谷浩一監督に先発を直訴した。初回先頭を146キロ直球で見逃し三振。「一球一球、魂を込めて全力で投げることが僕にできること」。毎回の6安打も4回無失点に封じ、敗戦投手になった今夏の雪辱を果たした。

 夏の優勝こそ逃したが、明治神宮、選抜に続く3冠に王手をかけた。「3年生とできるのも次が最後の試合。絶対に優勝して終わりたい」。今大会のメンバーで唯一の2年生が、同校史上初の単独優勝で先輩の花道を飾る。(北野 将市)

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2022年10月4日のニュース