3度の3冠王・落合博満氏がヤクルト・村上祝福 広角打撃を評価「球場を90度に使っていた」

[ 2022年10月4日 05:30 ]

ヤクルト・村上 日本選手最多56号&史上最年少三冠王

落合博満氏
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 現役時代に3度の3冠王に輝いた落合博満氏(68)が、日本選手のシーズン最多56本塁打を放ったヤクルト・村上を祝福した。

 「おめでとう。素晴らしいの一言。ついにやりましたね」

 シーズン序盤の4月までは6本塁打と低調だったが、6~8月には34本塁打を量産した。落合氏はこの要因を「打ち方、待ち方が良くなったことで思い描いた打撃ができたんだと思う」と分析。今季の村上の打撃の特徴については「内、中、外と全てのボールをコンスタントにホームランにした。球場を90度に使っていた」と広角に本塁打を放った打撃を評価した。

 55号以降は13試合ノーアーチと終盤は苦しむ打席が続いたが「調子が悪ければボール球を振っているでしょ。いい時は一発で仕留めていた」と振り返った。落合氏が持っていた29歳シーズンでの最年少記録を塗り替えた22歳での3冠王も獲得。以前から「22歳での3冠王、見てみたいね」と話していた願いも現実のものとなった。

 プロ5年目で通算160本に到達。落合氏は、王貞治(現ソフトバンク球団会長)の持つ通算本塁打のプロ野球記録868本の更新にも期待。「それだけの気構えを持っていけば、とてつもない選手になる」と語った。

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