Wソックスのラルーサ監督が辞任 心臓に新たな問題を抱えて続投を断念

[ 2022年10月4日 09:02 ]

辞任を表明したホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督(AP)
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 ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督が78歳の誕生日前日となった3日にシカゴで会見。「治療と回復の期間を考慮すると、私が2023年シーズンに監督を務めるのは難しい。今、自分の意思を明らかにすれば球団が後任を決める時間ができる」として契約を1年残して辞任することを表明した。

 ラルーサ監督は“ドクター・ストップ”がかかったために8月30日から無期限でチームを離脱中。AP通信によれば、同監督は2月に心臓のペースメーカーを装着しており、それ以外に新たな問題が生じたために(詳細は非公表)静養していた。

 34歳でホワイトソックスの指揮官となったラルーサ監督は、アスレチックスとカージナルスで計3回のワールドシリーズ制覇を達成。ホワイトソックスには昨年に35年ぶりに復帰してプレーオフにも進出したが、今季は優勝候補に挙げられながらここまで79勝80敗と精彩を欠き、プレーオフには進出できなかった。

 監督生活は35年に及び、通算成績は2882勝2495敗(離脱中の成績を除く)。最優秀監督賞は4回受賞していた。

 なおラルーサ監督が離脱してから、ミゲル・カイロ・ベンチコーチ(48)が監督代行を務めており、2日までの31試合で16勝15敗という成績を残している。

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