中日 来季打撃コーチに和田一浩氏招へいへ 貧打解消&石川昂ら右の大砲候補育成に期待

[ 2022年10月4日 04:45 ]

通算2000安打を達成し、OBの立浪和義氏(右)から名球会ブレザーを贈られる和田一浩外野手
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 中日が来季打撃コーチとして球団OBの和田一浩氏(50)を招へいすることが3日、分かった。近日中に就任要請する。

 今季はチーム本塁打62本、得点414点がともに12球団最少にとどまるなど、打線の低迷が響き、最下位に沈んだ。5月から1軍を担当した波留打撃コーチは今季限りで退団。巻き返しの切り札として現役時代に実績十分の和田氏に白羽の矢が立った。

 岐阜県出身の同氏は県岐阜商から東北福祉大、神戸製鋼を経て96年ドラフト4位で西武に入団。右の大砲として活躍し、08年に中日に移籍。プロ19年間で通算2050安打、打率・303、319本塁打、1081打点と輝かしい成績を残した。引退後は野球解説者を経て昨年7月に社会人野球・JR東海の臨時コーチに就任した。

 今季の総括で立浪監督は「思い切って変えていきたい」と出直しを誓った。チームには左膝故障からの復帰を目指す石川昂をはじめ鵜飼、ブライト、福元ら右の大砲候補も多い。勝負強い打線の復活へ和田氏の手腕に期待がかかる。

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