中日・平田に戦力外通告 涙の再出発…自由契約で現役続行目指す「次に向かって準備している」

[ 2022年10月4日 12:08 ]

会見で涙を浮かべながら話す中日・平田
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 中日は4日、名古屋市内の球団事務所で平田良介外野手(34)に戦力外通告を行った。会見ではNPBでの現役続行を希望し、今後は他球団への移籍を目指すことを明かした。

 「加藤球団代表から引退をするか、自由契約をするか、来季の構想には入っていないと言われ、自由契約を選択した。声がかかるか分からないが、今の気持ちは次に向かって準備している」

 会見では球団から盛大な引退セレモニーができないと言われたことが現役続行の要因の一つとなったことを明かし、「すごく好きで愛着もある。中日ドラゴンズで引退したいと今でも思っている」と17年間一筋でプレーしたチームへの思いを語った。ファンへの思いを聞かれ、感極まって涙を流す場面もあった。トライアウトは受けず、NPBの球団からの誘いを待ち、声がかからない場合は引退する考えも示した。

 平田は大阪桐蔭から05年高校生ドラフト1巡目で中日に入団。右の強打者として活躍し、17年間で通算1227試合出場、1046安打、105本塁打、484打点の成績を残した。

 今季は昨年に患った「異型狭心症」から復帰したが、岡林、鵜飼ら若手の台頭もあり51試合で打率・200、1本塁打、10打点にとどまっていた。

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2022年10月4日のニュース