ヤクルト塩見、自打球が右足甲付近を直撃して途中交代 2戦連続猛打賞、復調の兆しが暗転

[ 2022年9月10日 22:43 ]

セ・リーグ   ヤクルト7―15広島 ( 2022年9月10日    神宮 )

<ヤ・広>6回、自打球を右足に当て痛がる塩見(撮影・三島 英忠)
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 ヤクルトの塩見泰隆外野手(29)が広島戦(神宮)の6回、右足甲付近に自打球を当て、7回の守備からベンチに下がった。

 「1番・中堅」で先発出場。7―15で迎えた6回、1死走者なしの場面で入った第4打席でフルカウントからの6球目をファウルした時だった。右打者の塩見は左足にはプロテクターを着用していたが、プロテクターを付けていない右足甲付近を自打球が直撃。苦悶の表情を浮かべた塩見は打席内に一度右手をついてから何度もジャンプしながら打席を外れた。

 慌てて駆け付けたトレーナーと松元ユウイチ作戦コーチ(41)に肩を貸してもらって右足を引きずりながらベンチへ。コーチ補佐を兼任する嶋基宏捕手(37)がベンチ前でおんぶしようとしゃがんだが、それを断ってベンチ裏で治療を受けた。

 結局、塩見はフルカウントで代打に出てもらうのも申し訳ないと思ったのか、痛みをこらえて打席へ。次の7球目で空振り三振を喫すると、7回の守備から交代となった。

 切り込み隊長を務める塩見は8月の月間打率・183と打撃不振に苦しんだが、5打数3安打3打点だった前日の広島戦(神宮)に続いてこの日も自打球を当てるまで3打数3安打2打点と2試合連続の猛打賞をマークする活躍。3月27日の阪神戦(京セラD)で放った今季1号はランニング本塁打で、5月27日の楽天戦(楽天生命パーク)では1試合3本塁打を放ち、7月2日にはプロ初のサヨナラ打を放ってチームに史上最速のマジック53を初点灯させるなどチームの中心としてプレーしてきた塩見。復調の兆しが見えていた矢先の気になる自打球直撃となった。

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2022年9月10日のニュース