ソフトバンク大関 精巣がん手術から42日ぶり実戦復帰「今は先が見える」 1回零封最速145キロ 

[ 2022年9月10日 14:47 ]

実戦復帰したソフトバンク・大関
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 精巣がんの疑いで左睾丸(こうがん)の摘出手術を受けたソフトバンク・大関友久投手(24)が、10日の3軍の練習試合・関西独立リーグ選抜戦(タマスタ筑後)先発で実戦復帰した。

 7月30日西武戦以来、42日ぶりの先発マウンド。13球を投げ、1回3者凡退。最速145キロをマークし「無事、体を動かすことができている時点で凄く良かった。こうして無事に実戦を迎えられて凄く順調だし、早いくらい」と笑みがこぼれた。

 大関は8月2日に摘出手術を受け、競技復帰時期は未定とされていたが、摘出された腫瘍以外にがん細胞は入っていないとされ、自宅療養を経てリハビリを開始。先の見えない期間を乗り越えてきた24歳は「(入院中)どれくらい離脱するかも分からなかった。手術の時は先が分からなかったけど、今は先が見えるので、全然気持ちが違います」と約1カ月で復活の一歩を力強く踏み出した。

 パ・リーグは上位3チームがゲーム差なしの大混戦。前半戦は先発の軸で6勝をマークした左腕は「感覚を戻す部分と、さらに離脱した期間で良くできる部分もあると思う。何とかチームの力になれるように。力を付けた状態で戦力になれるように、できる限りの準備をしていきたい」と力を込めた。

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2022年9月10日のニュース