MLB 来季から新ルール導入 投球間の時間制限、ベースの拡大、シフトの制限

[ 2022年9月10日 09:32 ]

来季から導入する新ルールを伝えるMLBツイッター(@MLB)

 米大リーグ機構(MLB)は9日(日本時間10日)、来季から導入する新ルールを発表した。

 投手に大きく関わる部分では、試合時間短縮のため、投球間に時間制限を設ける「ピッチ・タイマー(ピッチ・クロック)」。投手は走者なしの場面では15秒以内、走者がいる場面では20秒以内に投球となり、制限時間を超えれば1ボールが加えられる。けん制も、3度目に走者をアウトにしなかった場合はボークに。打者は残り8秒の時点で投手との勝負に集中しなければならず、違反すると1ストライクが加算される

 また守備時に、塁間に3人を置くシフトは禁止され、投手の投球時に内野手は二塁ベースの左右にそれぞれ2人ずつが守っていなければならない。プレー以外の部分では、選手の故障防止などのため一、二、三塁ベースは1辺を約7・6センチ大きくする。

 ピッチ・クロックは今季マイナーで試験導入され、昨季は延長以外で3時間4分だった試合時間が2時間38分に短縮されたという。選手会はプレーなどへの影響を懸念して、ベース以外の変更に反対したが、多数決で承認された。

続きを表示

2022年9月10日のニュース