ダルビッシュ「全部よかった」ライブBPで圧巻投 155キロ快速球も

[ 2022年3月16日 07:44 ]

ライブBPに登板したダルビッシュ(撮影・笹田 幸嗣通信員)
Photo By スポニチ

 パドレスのダルビッシュ有投手(35)は15日(日本時間16日)、アリゾナ州ピオリオのキャンプ施設でライブBPに登板。マイナーの打者延べ8人に対し、36球中ストライクは26球、無安打、無四球、3三振と仕上がりの良さをうかがわせた。

 キャンプ2日目。早くもダルビッシュが実戦形式の投球練習で96マイル(約155キロ)の快速球を投げ込んだ。直球、ツーシーム、カット、スライダー、スプリットを交えながら4つの三振を奪い、前に飛んだ打球はすべて力無い内野ゴロばかりだった。ダルビッシュは「球速も球威もありましたし、相手バッターは真っすぐに関しては全く前に飛んでなかったですし、スライダーもカーブも小さいカットボールも全部よかったと思います」と満足げに話した。

 昨季はメジャー2度目の開幕投手の栄誉に選ばれながら、左股関節を痛めるなど8勝11敗、防御率4.22と不本意な成績に終わった。だが、オフのトレーニングで体調も万全に戻り、腰回りやお尻はひと回り大きくなった印象を受ける。本人は「特に何かしたわけでもない」と話しながらも「(お尻には)ちょっとパット入れてます(笑)」とジョークを飛ばす余裕も見せた。

 次回は早くもオープン戦に登板予定。2年連続3度目の開幕投手への期待も高まる中、メジャー11年目の右腕に死角は見当たらない。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月16日のニュース