日本ハム・ヌニエス 12球団一番乗り!新助っ人1号に「最高の気分」

[ 2022年3月16日 05:30 ]

オープン戦   日本ハム1-4西武 ( 2022年3月15日    ベルーナD )

<西・日>7回、ソロ本塁打を放ったヌニエス(撮影・西海健太郎)
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 日本ハムの新外国人レナート・ヌニエス内野手(27)が15日、西武とのオープン戦に「6番・一塁」で来日初の先発出場。2回の第1打席で右前打すると、7回には左翼席へ12球団新外国人の来日1号となるソロ本塁打を放った。新庄剛志監督(50)が日本野球への適応を予言した新助っ人が開幕へ向けて状態を上げている。

 的確に、素直に打ち返す。まるで予言を体現するように。ヌニエスがその真価を見せつけた。2回1死一塁で西武の先発・今井の初球149キロ直球を右前へ運ぶと7回だ。今度は田村の123キロの抜けた変化球を捉え、左翼席へ完璧な来日1号を打ち込んだ。

 「日本での初ホームランは最高の気分。ファームでも、打撃コーチとしっかり練習してきて、それがいい形で結果に出た」。そのコメントからも手応えが伝わってきた。

 コロナ禍で来日が大幅に遅れ、来日3試合目でようやくスタメン出場。それでも、昨季8勝を挙げているローテーション投手の初球を捉え、オリオールズ時代の19年に31本塁打を放った持ち味の長打力も見せた。「ヌニエス、彼は打つよ。持ってるよ」。昨年11月に日本ハム入りが決まった時、新庄監督が発したコメントに偽りがないことを証明するような打撃だった。

 なぜ、打てると確信したのか。「スイングスピードがちょっと遅く見える」という点に着目し、日本の野球にフィットする可能性が高いと強調。「なぜかというと、それがボールをバットにうまく乗せて打つことができる技術を持っている証拠だから」。そう説明していた新庄監督は、この日の右前打と左越えソロについて「バットの出がいいから、こっち(右方向)もこっち(左方向)も打てるし、緩いボールは(体が)止まって打った。面白いと思う」と満足そうに評価した。

 過去2試合は代打で2打数2安打。これで来日5打数4安打1本塁打となった。「日本人投手は投球フォームも違い、変化球が多いので、ビッグボスに言われているように開幕まで、できるだけ多くの投手と対戦して対応したい」。日本野球への適応へヌニエスの意識は高い。ビッグボスの予言は、これからもっと具現化していく。(秋村 誠人)

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2022年3月16日のニュース