新庄監督感激!球界盛り上げる“改革”を原監督が全面支援約束「本当に心強い」

[ 2022年2月16日 05:30 ]

練習試合   日本ハム8―5巨人 ( 2022年2月15日    沖縄セルラースタジアム那覇 )

原監督(左)と話し込む新庄監督
Photo By 代表撮影

 日本ハムは15日、沖縄セルラースタジアム那覇での巨人との練習試合に8―5で打ち勝った。新庄剛志監督(50)は、試合前に原辰徳監督(63)と野球談議。新たな手法で繰り出すさまざまな球界改革へ、全面支援を約束された。試合ではファーストストライクから迷わず振っていく積極打法が奏功し、改革への歩みを尊敬する名将の前で示した。

 日本ハム・新庄監督は夢見心地だった。球場入り後、憧れの巨人・原監督の元に直行。手土産に自身が監修した香水を渡し、通称「原タワー」に並んで座った。約50分間、野球界発展などを議論。球界のご意見番から「好きなようにしなさい。何かあったら僕がサポートするから」と全面支援を約束された。

 「小さい頃から見ていた原さんの横で話していて、“俺、誰の横に座っているんだろう”と不思議な気持ちになった。原監督もプロ野球を盛り上げたいという気持ちで言ってくれて、本当に心強い」

 気分よく臨んだ試合は、掲げてきた積極打法を選手たちが実践した。15安打8得点の猛攻で、うち9安打がファーストストライクを捉えたものだった。5得点の9回は6安打全てで「初球のストライクを打ったら次スタメンで使うよ、と試合に臨ませた。みんな打ちすぎて誰を使ったらいいか分からなくなる。あんまり打つなよという喜びでした」とうれしい悲鳴も上げた。

 初回1死一、三塁で4番・五十幡の打席ではランエンドヒットを仕掛け、一塁強襲内野安打で先制。「ハマったね。(動かした方が)芯に当たるかなと出したら、見事に芯に当たってくれた」と的中した。8回には三塁コーチも務め、4000人のファンを沸かせた。積極打法に小技も絡めた采配で対外試合は2勝1敗1分け。「いいつながりができてきたら、常に面白い試合はできると思う」と手応えは深まってきた。(東尾 洋樹)

 ≪ドラ3水野がまたアピール≫日本ハムのドラフト3位・水野(JR四国)が決勝打を放った。3―3の9回1死一、二塁で代打出場。前の打者を四球で出していた平内の初球に対して「ストライクが欲しい場面。取りにきたら積極的に」と強振。前進していた右翼手の頭上を越える2点二塁打とした。これで対外試合4戦で7打数3安打3打点。「今日の安打で満足はしていない。気を引き締めていきたい」と表情は緩めなかった。

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2022年2月16日のニュース