亀山つとむ氏 良い左腕が入ってきた!!桐敷、バランス配球は実践向き 中継ぎ、ロングリリーフもいける

[ 2022年2月16日 05:30 ]

亀山つとむ氏

 【亀山つとむCHECK】桐敷はストライク先行の投球で、結果を残した。真っすぐ、スライダー、フォークをバランスよく配球するさまは、まさに実戦向き。先発として期待されているようだが、中継ぎ、ロングリリーフもできるのではないか。

 真っすぐをインコースに投げ切れていたし、どのボールでもストライクを取れていた。しかも、しっかり腕を振って、かつコーナーへ投げ切れていたのだから頼もしい。遠藤から奪った三振の結果球はフォーク。狙い通りの一球だったろう。

 今回は「新人としてどれぐらい投げられるか?」という視点だったが、次回からは「1軍の戦力になりえるか」に変わる。良い左投手が入ってきたというのが率直な印象だ。

 同じ新人左腕の鈴木は対照的な内容に終わった。150キロ超えの触れ込みだったが、最速は144キロ止まり。将来性を感じる一方で、まだパフォーマンスを発揮できる段階ではないのかもしれない。1軍にいれば焦りも出てくるし、結果も出したくなってしまう。本来の姿を取り戻すためにも、2軍でじっくりと調整するのも一つの手と言えるだろう。(スポニチ本紙評論家)

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