阪神・佐藤輝「びびらせてやろうかなと」　意表付くセーフティーでソクラテスの言葉体現

＜阪神春季キャンプ＞　ケース打撃、1死一、三塁、セーフティーを狙う佐藤輝（投手・渡辺）　（撮影・平嶋　理子）　　
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　阪神の佐藤輝明外野手（22）が宜野座キャンプ第4クール2日目の16日、1日キャプテンを務めた。

　座右の銘を書くTシャツには哲学者・ソクラテスの言葉である「無知の知」と記入。朝のあいさつではナインへ向かって「固定観念に縛られない。自分が無知である、知らないことがあることを自覚するのが大事」と説いた。この日のケース打撃では、1死一、二塁でセーフティーバントを敢行。ファールにはなったものの、ベンチのサインではなく「自分で想定しながらやりました。今年はバントもあるぞ、と。びびらせてやろうかなと」と意図を明かした。まさに、固定観念に縛られない有言実行の1日で若き大砲がまたしても大物ぶりを見せつけた。