ロッテ松川、高校生離れの〝初ヒット〟 2球で追い込まれてから見事な修正力

[ 2022年2月16日 05:30 ]

練習試合   ロッテ4―3楽天 ( 2022年2月15日    金武 )

<楽・ロ>6回2死一塁、松川が中前打を放つ(撮影・篠原岳夫)
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 ロッテのドラフト1位・松川(市和歌山)がプロ初実戦で攻守に存在感を発揮した。楽天との練習試合の6回2死一塁で代打起用され、ドラフト7位・吉川(JFE西日本)のカットボールを中前へはじき返した。

 「2球目の直球を空振りし、体が開いていると感じた。自分のところまで引きつけ、右方向へ打とうとした」

 18歳はプロ初打席で2球で追い込まれたが、見事な修正能力で「プロ初安打」をマークした。そのままマスクをかぶり、4回1安打無失点と好リードも光った。9回は先頭の辰己に出塁されたが、土居の一塁けん制球で一、二塁間に挟んでタッチアウト。「足が速いのは頭にあったし、投手にはいい間にもなる」と捕手からのサインプレーもはまった。

 「この先も楽しみ」と井口監督。視察した日本ハム・関根裕之プロスカウトは「自分のペースがあり、雰囲気が高校生じゃない」と高校生離れしたプレーを高く評価した。前例の少ない高卒新人捕手の開幕1軍へ、また一歩前進した。(横市 勇)

 《山口&安田YY競弾》今季初実戦から右左の若き大砲による連弾が飛び出した。3点を追う4回1死二塁で2番手・高田萌から4番・山口が左中間へ2ランを放つと、5番・安田は右中間へ運んだ。1学年上の安田は「山口が変化球(スライダー)を打ったので、次は真っすぐと思った」と狙い通りに初球を捉えた。山口は「本塁打の余韻に浸っていたら、安田さんも。YY砲のアベック弾は昨年4月以来ですね」とご機嫌だった。

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