広島・九里が投げる、投げる 「恒例」の投げ込みは218球 実戦想定ブルペンで開幕投手へGO

[ 2022年2月16日 12:53 ]

<広島沖縄キャンプ>気合の入った表情で投げ込む九里(撮影・坂田 高浩)
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 広島・九里亜蓮投手(30)が沖縄2次キャンプ第1クール2日目の16日、今春最多の218球を投げ込んだ。午前10時前にブルペン入り。50球過ぎからは高橋投手コーチを左右の打者役に見立てカウントを取るなど実戦も想定。佐々岡監督にも見守られ、声も出しながら約1時間10分にわたって熱投を続けた。

 「1回投げ込んで、しっかりと肩を張らしてから、しっかり締めて合わせていくイメージ。120球を過ぎたぐらいの時に上半身に頼った悪いフォームが出てしまった。なるべく下半身を意識しながら、最後はしっかり気持ちもしっかり入れながら投げたのが、自然と声にも出たのかな」

 昨春は2月4日に1日ではプロ最多の347球を投げて話題を呼んだように春季キャンプでの投げ込みは近年恒例だ。

 「去年は最初(1次キャンプ)から沖縄。最初に体を張らしてから合わしていくっていうイメージでオフから準備してやってきた。今年に関しては300を超えるような投球をすることはないと思う」

 初のフリー打撃登板で43球を投げた翌日に取り取り組み、日南1次キャンプ中に松坂大輔氏から教わったスライダーにも精力を注いだ。

 「徐々に自分がイメージしてるボールにはなってきている。実戦で投げてみて、打者の反応を見て…という形になると思う。これから精度とともに反応も見ながらやっていけたらいいかな」

 この日の投手陣では唯一の投球練習。ブルペンを独占して調整の階段をまた一つ上がり、「(今後は)実戦もあるから」と先を見据えた。

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2022年2月16日のニュース