ヤクルト石川 まずは「チームに貢献」そして200勝へ 存在の大きさを名左腕にたとえられ照れつつ感謝も

[ 2022年2月16日 20:14 ]

15日、フリー打撃に登板するヤクルト・石川(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 現役最多177勝を誇るヤクルトの21年目左腕・石川雅規投手(42)が16日、NHKラジオ第1(R1)の「さきどりプロ野球2022」(後5・05)に電話出演。広島、ヤクルトOBで野球解説者の小早川毅彦さん(60)から往年の名左腕にたとえられ、照れながらも感謝する場面があった。

 キャンプ地から電話出演し、スタジオにいる小早川さん、ヤクルトファンで知られるタレントの磯山さやか(38)、アナウンサーとトーク。その中で、石川は「僕自身もまさかここまで長くやれるとは本当に思ってはいませんでした」と大卒ながらプロ21年目を迎えたシーズンに触れた。

 そして、磯山から「若手が増えましたけど、どうですか?話は合いますか?」と若手投手陣との年齢差について聞かれると「話ですか?そうですね。やはり、年齢がすごく離れているので…」とコメント。磯山から「親子でも…」と問われると「そうですね。うちの長男と一緒ぐらいの…ルーキーの子はそれぐらいなので。そういう意味では話が合うかどうかっていうのはすごく難しいですけど、やはり若い子たちも積極的に話しかけてくれますし、僕も積極的に話すようにもしてますし。チームには(40歳の)青木だったり(37歳の)嶋だったり色々ベテランもいるので、みんなで変な壁を作ることなくできているのがスワローズだと思うので、そういう意味では風通しのいいチーム状況かなと思います」と穏やかな声で返した。

 磯山はヤクルトファンにとって石川は「とにかく『ありがとう』ですね。感謝です。これだけずっと投げ続けてくれるっていう…ご自身が苦しいであろう時でもちゃんと引っ張ってくれるというか。いるだけで精神的にもすごく安心すると思う存在」と熱弁を振るうと、小早川さんは「私の広島カープの時の大野豊さん。本当にね、いるだけでね、チームが『ありがとう!』っていう。そういう雰囲気のね、存在だなと」と広島ひと筋に22年間、43歳まで投げ続けた同じ左腕の大野豊さん(66)の名前を出して絶賛。「もう石川さんとダブってね…。石川さんを見てるとそう思いますね」と続けると、石川も「ありがとうございます」と喜び「本当におほめの言葉ばかりでちょっと恐縮なんですけれども、そういう長く現役をされていたヤクルト、そしてプロ野球界の先輩方はたくさんいらっしゃるので、僕も勇気をもらって、そういう先輩方に一歩でも近づけるように頑張りたいなと思います。本当にありがたいです」と感謝した。

 目標の通算200勝まであと23勝。「個人的な目標に200勝というのはありますけど、やはり1軍のマウンドに立たないとどうしようもないので、まずは1軍のゲームにどれぐらい自分自身が立てるかっていうのが大事になってくるので。そして立つだけではなくてチームに貢献できるように勝ちを持ってこれるピッチングが大事になってくると思いますので。自分の勝利は2の次ではないですけど、まずはチームに貢献して最終的に200勝に一歩でも近づいて、そして超えられるようにやっていきたいなと思います」と力強かった。

続きを表示

2022年2月16日のニュース