江川氏、水島新司さんのビデオに感謝…見せてもらった六大学の録画のおかげで「活躍できた」

水島新司さん死去

78ねん、水島新司さん（左）と一緒にトレーニングする江川氏
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　水島さんと親交のあった元巨人の江川卓氏は「体調が良くなられたらお会いしたいと思っていたところでした。急なことで、凄く残念です」と声を絞り出した。

　出会いは作新学院3年春のセンバツ。兵庫県芦屋市の宿舎を訪れた水島さんとキャッチボールをし、一緒に風呂に入った。「足が大きいね」と言われたのを覚えているという。

　法大時代、水島さんは当時東京六大学を中継していたテレビ神奈川を受信するため自宅に鉄塔を建ててアンテナを設置。「録画したビデオを見せてもらって研究しました。大学で活躍（東京六大学歴代2位の通算47勝）できたのは、そのおかげ。感謝しています」

　もう一つ忘れられない思い出がある。江川氏が8連続奪三振を記録した84年の球宴。1週間ほど前に水島さんと会い「振り逃げも三振だよね。振り逃げがあれば10連続三振も可能なんじゃないか」と言われたという。9人目の打者・大石にカーブを投げて当てられ、二ゴロになったが、本当は振り逃げ狙いだったのかもしれない。