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阪神ドラ1・森木 衝撃の20球に平田監督大絶賛「秋山を彷彿させる馬力」

[ 2022年1月18日 05:30 ]

森木大智の初ブルペン連続合成写真(球団提供)
Photo By 提供写真

 阪神の新人合同自主トレは鳴尾浜球場で17日、第3クール初日を迎えた。ドラフト1位の森木大智投手(18=高知)は同2位の鈴木、同3位の桐敷とともに、初めてブルペン入り。捕手を立たせたまま、カーブ5球を含む20球を投じた。力強い投球に、視察した平田2軍監督からは絶賛された。

 冷風吹き荒れる鳴尾浜に、新風を巻き起こすかのようだった。森木が腕を振るたびに、左翼側のブルペンから球場全体に重低音が響き渡る。立ち投げとはいえ、プロ初ブルペン。虎の未来を担う右腕が、ベールを脱いだ。

 「ばらつきはあったんですけど、それなりによかったんじゃないかなと。今まで軟らかいマウンドで投げてきたので、硬いマウンドに慣れるのが一番の課題です」

 同期入団の中川を相手に、カーブ5球を含む20球。明確なテーマがあったからこそ終始、浮足立つことはなかった。「頭を突っ込みすぎないように、右足に重心を乗せることをテーマにして平地でもやってきた」。過剰な意識を持ちすぎることなく、プロ仕様のマウンドにも対応。江草2軍投手コーチからは投球を「ピストルみたい」と表現された。

 「今まで順調にきてますし、試しに入ってみようかなってくらいだったので。良いボールを投げるというよりは、マウンドに慣れることがテーマだった」

 森木本人は事もなげに振り返ったが、視察に訪れた平田2軍監督からは称賛された。

 「真っすぐの質も素晴らしいし、腕の振りもいい。いいカーブを投げるし。一級品だよ、体も含めて。魅力を感じるね」

 高卒ルーキー離れした屈強な肉体に加え、鍛え抜かれた下半身を軸に繰り出す剛球…。目を奪われた同監督からは「秋山を彷彿(ほうふつ)させる馬力を感じる。いい体してるもん」とも補足された。

 高卒1年目から4勝を挙げた秋山のような活躍にも期待がかかるが、平田2軍監督は腰を据えた指導を強調する。「菅野みたいとか、山本由伸みたいとかそんなんちゃう。森木は森木。スケールの大きなピッチャーに育てなきゃいけないなと。将来が楽しみ」。言うまでもなく、1位右腕の前途は明るい。期待値にふさわしい上々の初ブルペンとなった。(阪井 日向)

 ▽阪神・秋山の1年目 10年8月21日の巨人戦に先発でプロ初登板し6回4失点で敗戦投手。2戦目の8月28日ヤクルト戦で5回1失点に抑え、球団の高卒新人では86年遠山昭治以来24年ぶりとなる勝利を挙げた。9月12日のヤクルト戦では同じく遠山以来の高卒新人完封勝利を挙げるなど、全7試合に先発し4勝3敗、防御率3.35だった。

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