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ロッテ藤原、ぶれない目標「トリプルスリー」 豪快スイングを1年間続けるためのトレーニング

[ 2022年1月18日 10:30 ]

ロッテ・藤原
Photo By スポニチ

 ロッテ・藤原は全身がバネのような男である。体全体を使ったフルスイングは圧巻で、それではじき返された打球は、あっという間に右翼席上段にまで到達する。

 中日の大島が日本生命グラウンドで行っている自主トレに、藤原は参加している。とにかく、きついトレーニングをこなし、「体を重視的にやっているので、筋肉量も体重も、一番重くなっている。本当に自信ある」と充実感を漂わせている。

 昨季は7・8月の月間MVPに輝いたが、9月以降はどん底の不振に陥った。「昨年、打っていた時期と打てなかった時期の体重、筋肉量を比べたらデータに出ていた」。体重80キロ、筋肉量66キロのときは好調で、体重76キロで筋肉量63になったら、スイングスピードも約8キロも落ちていたのだ。

 リーグは違えど、師匠である大島は誰もが認めるヒットメーカーだ。その理由も、藤原の話を聞いていると、すぐに納得できた。

 「今日も(ウエートトレーニングで)一番重い重量を上げて、一番しっかりできていたのが大島さんだった。本当に、36歳かなと思うくらい、本当にすごい」

 1年間、安定した結果を出すために、体の貯金をこの時期につくる考えだという。過去2年間、抜群のポテンシャルを披露した一方で、活躍が続かない21歳にとって、まさに手本なのだ。

 藤原が目指すゴールは決まっている。「トリプルスリー」だ。「柳田さんまでは無理かもしれないけど、芯をちょっと外しても入るくらいのパワーがほしい」と理想を掲げる。

 個人的にはあの豪快なスイングをもう少し抑えれば、もっと簡単に高い打率を残せるのでは…と思った。でも、やっぱり藤原に、そんな考えはなかった。大阪桐蔭の同級生で、一緒に合同自主トレに参加している中日・根尾が「恭大は高校の頃からトリプルスリーを目指してやると言っていた」と明かしていた。なるほど、と思った。

 甲子園優勝、ドラフト1位、大きな目標を次々とかなえてきた男は、これからも愚直に目標へ向かって突き進んでいくのだろう。今年は昨年以上、豪快なスイングが見られそうだ。(記者コラム・横市 勇)

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