長崎商 延長の熱闘制し5年ぶりの甲子園切符!西口監督「奇跡起こしてくれた」

[ 2021年7月27日 15:50 ]

全国高校野球選手権長崎大会決勝   長崎商5―4大崎 ( 2021年7月27日    長崎県営 )

甲子園出場を決め、マウンドに集まって喜びを爆発させる長崎商ナイン
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 長崎商が延長10回の熱闘を制して大崎に5―4で勝ち、5年ぶり8度目の甲子園出場を決めた。大崎は春夏連続出場を狙ったが、あと1歩で涙をのんだ。

 3―4と追い詰められた9回からの逆転劇だった。9回も大崎の2番手左腕、勝本晴彦(2年)の前に二人が凡退。それでも、あきらめなかった。2死から連続四球と安打で2死満塁。ここで途中出場の久松太陽(3年)が執念の右前同点適時打。流れは長崎商に傾き、延長10回に、横田星大(3年)が2死二塁で左前へはじき返す勝ち越しのタイムリー。1点リードした延長10回の守りも、2番手で8回からマウンドにあがっていた城戸悠希(3年)が3人で抑えた。

 西口博之監督(60)は「我慢強く、奇跡を起こしてくれた。チャンピオン(大崎)を倒すことができて感動した。(初戦敗退の)5年前の甲子園では、打てないと勝てないと痛感した。今年のチームは、5年前より打力は上がっている。楽しみです」と目を細めた。

 勝ち越し適時打の横田は「3回戦も準々決勝も逆転勝ちだった。あきらめない気持ちがが粘り強さにつながった。去年(の夏)、甲子園がなくなった先輩と、(自分たちが)甲子園に行くと約束していた。先輩たちのぶんまで、という気持ちだった」と振り返った。

 敗れた大崎の清水中彦監督は「9回2アウトまでいって…」と肩を落とした。

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2021年7月27日のニュース