田中が楽天復帰 メジャー→日本復帰1年目の2桁勝利は黒田ら過去4人

[ 2021年1月28日 17:47 ]

(左上から時計回りに)黒田博樹氏(15年撮影)、和田毅(16年撮影)、石井一久氏(06年撮影)、伊良部秀輝氏(03年撮影)
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 楽天は28日、ヤンキースからFAになっていた田中将大投手(32)と基本合意したと発表した。07年から13年まで7年間プレーした古巣に8年ぶりに復帰が決まった。背番号は「18」。

 メジャーから復帰し、日本球界を盛り上げた投手と言えば、最近では15年の広島・黒田博樹がいる。ヤンキースの中心投手として前年の14年には11勝をマーク。FA市場では獲得に20億円近い条件を提示する球団もあったが、これを蹴って、古巣と年俸4億円プラス出来高で1年契約。「最後はカープファンの気持ちが大きかった」と語り、8年ぶりの復帰を選んだ40歳の「男気」が大きな話題となった。

 黒田は2月16日に広島市内で入団会見を行い、17日に2次キャンプ地の沖縄入り。18日の合流初日には約230人の報道陣、約1000人のファンが集まり、5人の警備員を黒田専属に充てるほどの大フィーバーとなった。同年は11勝8敗、防御率2・55。翌16年も10勝をマークし、チームを25年ぶりのリーグ優勝に導き、同年限りで現役を引退した。

 メジャーでプレーし、日本球界復帰1年目に2桁勝利を挙げた投手は、黒田を含めて過去4人。最多は16年の和田毅(ソフトバンク)で15勝5敗、防御率3・04の好成績を残した。このほか03年・伊良部秀輝(阪神)が13勝、06年・石井一久(ヤクルト、現楽天監督)が11勝をマークしている。

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